2022年3月26日
3月25日、成年後見制度の利用促進に向けた第二期成年後見制度利用促進基本計画(令和4年度~令和8年度)が閣議決定されました。
成年後見制度利用促進(厚生省)
第二期成年後見制度利用促進基本計画(PDF)(厚生省)
新計画では制度見直しに向けて民法改正の検討を明記。これまで成年後見制度を使いにくくしていた終身制を改め、有期の更新制に見直すことなどが今後検討されるようです。
成年後見制度については、他の支援による対応の可能性も踏まえて本人にとって適切な時機に必要な範囲・期間で利用できるようにすべき(必要性・補充性の考慮)、三類型を一元化すべき、終身ではなく有期(更新)の制度として見直しの機会を付与すべき、本人が必要とする身上保護や意思決定支援の内容やその変化に応じ後見人等を円滑に交代できるようにすべきといった制度改正の方向性に関する指摘、障害者の権利に関する条約に基づく審査の状況を踏まえて見直すべきとの指摘、現状よりも公的な関与を強めて後見等を開始できるようにすべきとの指摘などがされている。(厚生省資料「第二期成年後見制度利用促進基本計画」より)※太字弊所
より使いやすい成年後見制度の実現に期待したいですね。