弁碁士の呟き

私と囲碁(3) 高校の頃

| 2014年6月23日

高校1年の頃、田舎の3年上の先輩が東大に合格し、帰路我が家に泊まった際、同氏から瀬越憲作先生の「囲碁入門」の基本書をもらい、ようやく囲碁のルールを学ぶことができたのだが、実戦にまで至らぬまま大学に入った。将棋にはずっと高校の好敵手がいたため、大分熱中していたし研究も怠らなかった。
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高校(旧制中学)の大先輩高川格さんが本因坊位を奪取したのが2年生の頃で、先生からその話を聞いたがそれほど関心もなく、また何人か碁を打つ同級生もいたようだったが、彼らとの交遊がなかったのは残念なことであった。後日、何十年を経て、現在は囲碁仲間として定例の碁会を楽しんでいるが。(続)
※写真は高校3年生当時(前列左2番目が筆者)

赤沢敬之

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