囲碁あれこれ | 2022年5月2日
新型コロナウィルスの感染拡大により、私の囲碁生活も多大な影響を被っている。この2年余、対局の機会がめっきり減り、それまではほぼ毎月10数局だったのが今は月1・2回数局の対局に留まっているのは、定例の各種囲碁会の休止が原因である。
コロナ以前、ここ10年に私が参加していた定例の囲碁会は、高校仲間の年4回の「高津囲碁会」(世話人向山裕三郎3段)、の年4回の「関西東大会」(世話人大阪大学井元秀剛教授)、私が会長を仰せつかっている大阪弁護士囲碁同好会の月3回の「5の日」、逢坂貞夫元大阪高検検事長主宰の月1回の「行友会」、年1回の全国規模の「法曹囲碁大会」、それに世話人原田次郎6段の毎月1回の大阪弁護士会有志の「王座研究会」であり、これだけで親しい囲碁仲間と膝突き合わせて対局を存分に楽しむことができたのである。加えて、石井邦生9段、吉田美香8段、古家正大4段などプロ棋士の指導碁を受ける機会も魅力的であった。
しかし、これらの定例会の殆どは休会となり、未だ再開の目途も立っていないだけでなく、この間に高津碁会の元世話人丸尾誠一5段、岩本義史6段、関西東大会の元関西棋院理事長小松健男6段など多くの囲碁仲間がこの世を去られ別離の悲しみを受けることとなっている。
現在僅かに「王座研究会」だけが囲碁クラブ「爛柯」で5,6人集まり月1回の土曜日の午後を楽しんでいるが、なんとかできるだけ早くこれらの定例囲碁会が再開されることをと切に祈る毎日である。
(ニュースレター令和4年GW号より)