弁碁士の呟き

私と囲碁(74)対局記録と棋譜データ

| 2024年8月30日新着

 爛柯囲碁俱楽部の初代選手権者であり大阪府代表クラスの和田安禮さんから、同氏が役員を務める会社の法律相談があり、何回か事務所でお会いしたあと2子で対局したことがあったのは何時のころだったろうか。私が5段の頃で1980年代半ばの50歳台前半、事務用ワープロの時代だった。

 和田さんとの対局後の雑談の際、同氏から「僕は対局結果の記録を全部残している。そうすることで例え相手が弱くても遊び半分に打ったりせず慎重に打つ習慣ができる」との話を聞いた。「成る程」と腑に落ち、早速ワ-プロに対局記録表を作り自戦局の結果を入力したら、同氏の言われるとおりの効果が少しずつ出てきた。

 そして、ワープロに代わりパソコンを使用し始めたのは1996年の頃で、1980年代後半からの対戦記録もパソコンに移動したのだが、運悪く1992年以前の記録が消滅してしまった。残念だったがどうしようもない。 

 それから後は、1997年以降現在まで慎重に対局日、場所、相手、段位、手合い、結果、碁会名などを記録している。また、高津囲碁会や王座研究会など継続的な碁会についても同様にしている。我ながらマニアっぽいなと思いながら。

 こうして取りまとめた1992年と1997年から2023年までの対局記録は次のとおりである。

 アマ対局 2576勝1227敗20打ち掛け 合計3823局 勝率6割7分4厘
 プロ対局   55勝 186敗26打ち掛け 合計 267局 勝率2割6厘
 合 計  2631勝1414敗46打ち掛け 合計4091局 勝率6割4分3厘

 また、これに合わせ従来の碁罫紙による棋譜採りからパソコンによる棋譜採りに変わり、自戦譜はじめプロアマの棋戦の棋譜を容易に入力できるようになり、私のパソコンには大量の棋譜が蓄積されている。昔の自分の対局を振り返るのも楽しいことである。 (2023.12.18)

赤沢敬之

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