私と囲碁 | 2023年10月6日
法曹囲碁大会は、毎年11月23日に全国の法曹(裁判官、公証人、検察官、弁護士)が市ヶ谷の日本棋院に集まり、団体戦・個人戦を戦うで盛大な大会である。第1回は昭和55年に東京を中心に開催され、偶々日弁連理事を務め東京行の多かった私が個人戦に参加したのだが、その後第3回大会に大阪からA級団体戦に今は亡き正森誠二5段・井土福男5段・鬼追昭夫4段が参加したのを皮切りに、第6回以降ABCリーグの各5名の団体戦と個人戦に大挙20名を超える選手が上京し、烏鷺を戦わせた。
対局の合間には審判長の春山勇9段(退役)、青葉かおり5段、下坂美織2段や上野愛咲美4段の指導碁も受けられ、表彰式の後の懇親会で杯を傾けながら各地方や各職種の選手と歓談し親睦を深める良い機会であった。
大阪弁護士会チームは、Aリーグで平成7年(1995)の第16回と平成15・16年(2003-4)に優勝したが、そのメンバーは私、畑良武、竹内隆夫、原田次郎、岡本岳さんらであった。またBリーグでは、昭和59年(1984)の第5回以降平成21年(2010)の31回までに7回の優勝を重ねている。そのメンバーは井土福男、辺見陽一、三瀬顕、鬼追昭夫、福村武雄、小林保夫、豊川正明、金子光一さんらであり、今や故人となられた方々が多い。
この大会では、平成12年(2000)に日中韓弁護士大会にご一緒した谷直哲、山田博史、河島昭さんら(東弁)や名古屋の大山薫さん、東京弁護士会のエース故浜口臣邦さんなどと久闊を叙する対局や歓談がなによりも楽しみであった。そして、日本棋院での懇親会の後、私と岡本岳さんはさらに場所を移しての東弁チームの懇親会に参加し、新幹線での帰阪までの短時間、春山9段や青葉5段とも歓談できたのも幸いであった。
大会は令和元年(2019)の第40回大会のあと同2年(2020)からの3年間、コロナ禍が世界を席巻したため休会となり寂しい限りであったが、ようやくこの11月に第41回大会が再開されるようで、久々の上京が楽しみである。