弁碁士の呟き

私と囲碁(72)おすすめ「囲碁であそぼ!」

| 2024年8月2日

 日本棋院が入門者・初心者用に作ったアプリで大橋拓文、吉原由香里プロが監修。パソコンで無料ダウンロードできる。今年の1月下旬に大学・中学の孫に薦めるため開いてみた。

 内容は、「石取りゲーム」「修行」「探求の旅」「道場」で6路と9路の碁盤を用いて、石を置く場所から始めポンヌキから始め死活のルールと基礎を学ぶ入門者にも分かりやすい問題が並び、40級から5級まで進級できるようになっている。

 「石取りゲーム」は相手の石を2個から15個取れば勝ち、「修行」は40級程度のAIの相手との対戦、「探求の旅」は北海道から順次各都道府県を廻り戦国時代にタイムスリップして本因坊秀策や大名・武将と出会う旅、そして「道場」では豊臣秀吉と徳川家康と対局するゲームである。

 私も入門者としてゲームを始め、各ブロックを順次通過して5級の資格を得たが、それからは自由にどのゲームでも楽しむことができる。マイページ画面での記録によれば、2023年1月24日から265日連続で1日15分の学習をして合計時間が66時間30分となっていた。

 自由対局で面白いのは、「道場」で秀吉・家康との9路盤の対局で、594戦、502勝92敗の成績である。スマホの小画面での指し手なので、手が滑ったり一瞬のポカなどで敗北することが多いが、ヨミの直観力を養ういい勉強法である。

 是非多くの囲碁入門希望者や有段者にも薦めたいと思う。 (2023.12.12)

赤沢敬之

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