事務所便り

弁護士井奥圭介の寺社探訪(7)飛鳥寺(あすかでら)

| 2026年8月8日新着

本堂

▶ 所在地 奈良県高市郡明日香村飛鳥682
▶ 創 建  596年 (推古4年)
▶ 開 基 蘇我馬子
▶ 古代の豪族、蘇我氏の氏寺として創建された日本最初の仏教寺院で、寺名は、「法興寺」、「元興寺」、「安居院」とも呼ばれます。

創建時の寺は、塔を中心に東西と北に三つの金堂を配する日本最初の本格的寺院で、その外側に回廊をめぐらし、さらに講堂を含む壮大な伽藍でした。

しかし、旧伽藍は平安・鎌倉時代の火災によって焼失し、室町以降は荒廃しましたが、江戸時代に再建され、現在は、真言宗豊山派に属し、本堂、庫裏、鐘楼などからなるこぢんまりとした寺として存続しています。

飛鳥大仏

国の重要文化財に指定されている本尊の釈迦如来座像(通称、飛鳥大仏。銅像)は、617年(推古17年)に渡来人の仏師鞍作鳥(くらつくりのとり)によって造られた日本最古の仏像ですが、これも火災で全身罹災し、当初部分が残っているのは頭部と右手の一部だけということです。

寺の西には、大化の改新(乙巳の変)で暗殺された蘇我入鹿の首がここまで飛んできたと伝承される五輪塔があり、「蘇我入鹿首塚」と呼ばれています。今ではのどかな田園地帯が、古代には日本の国の血なまぐさい政争の中心地であったことが、何か不思議な気持ちにさせます。

井奥圭介

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