事務所便り

アーカイブ:2022年

恒例の所内囲碁教室を開催しました

| 2022年9月29日

こんにちは!相続アドバイザーでFP・行政書士の赤澤秀行です。

 

毎月1回定期的に行っている所内囲碁教室

といいつつ、毎月きちんと実施できてないのですが。。。

今月は2ヶ月ぶりに開催しました!

 

囲碁教室の流れは、まず私と井奥弁護士で試合(9路盤)をして、赤沢弁護士の講評および指導を受け、その後に第2試合をするというもの。

試合後、赤沢弁護士から指導を受ける

 

今回は時間の関係で1ゲームしかできませんでしたが、見事私が負けました・・・

この囲碁教室もスタートしてだいぶ立つはずなんですが、全く実力が上がらないのはなぜでしょうか・・・

いや、教室以外の日はまったく研究をしていないので当たり前なんですけど。

 

せっかくの囲碁教室なので、次回からは毎回このブログで結果を報告して(なんなら棋譜を載せて)少しでも強くなりたいと思います。

ヒカルの碁の本も買ったし(笑)

ではまた来月!

 

赤澤秀行

親子孫3世代白浜温泉の旅

| 2022年9月21日

 8月の夏季休暇、11日から14日にかけて毎年恒例の白浜家族旅行に出かけました。親子孫の3世代総勢12名が4室に分かれ、子達は昼は白良浜海岸での海水浴、夜は全員海辺の食堂での夕食を楽しみました。

 私は、年相応の脊柱管狭窄症による足の痺れを癒すため昼は部屋で読書や囲碁棋譜を眺めて休息し、夜の温泉入浴に時間をかけました。おかげで温泉効果なのでしょうか足の痺れが平素より軽減し、白浜の坂道や階段の歩行がやや楽になったような気がします。

(ニュースレター令和4年残暑号より)

赤沢敬之

残暑お見舞い申し上げます

| 2022年9月20日

倉岳山頂からの眺望

 私が弁護団の一員として活動しているノーモア・ミナマタ近畿訴訟は、大阪地裁で審理にあたっている裁判官が不知火海の現地を見分に行く手続が9月26日に予定されています。その準備のため、7月1日に予定ルートを下見に行ってきました。

 写真は、天草諸島最高峰の倉岳山(標高682m)の山頂から水俣に向けて撮った写真です。空に浮かんでいるパラグライダーが気持ち良さそうでした。

(ニュースレター令和4年残暑号より)

井奥圭介

有為転変の夏―国葬をめぐって

| 2022年9月16日

 この夏は、6月の猛暑と最速の梅雨明けのあとの猛暑続きという異常な気候変動やコロナ禍の感染拡大、ロシアプーチンのウクライナ侵略の長期化に加え、参議院選挙投票日の直前の安倍元総理銃撃暗殺事件という衝撃的な出来事が重なる例年にない有為転変の夏でした。

 旧統一協会に恨みを抱く犯人の動機はともあれ、元総理の暗殺は許されない行為でありますが、この事件が契機となり予想外の世の動きが始まったのには驚かされました。

 犯人が開けたパンドラの箱から長年にわたり隠されてきた思わぬ事実が次々と飛び出しました。霊感商法、高額献金などの不法な反社会的行動で世間を騒がせた旧統一協会と政権与党の安倍総裁はじめ多くの議員との結びつきが次々と白日の下に曝され、参院選で大勝したばかりの与党を揺さぶるこことなりました。

 これに先立ち岸田総理は、いち早く独断で安倍氏の葬儀を国葬とするとの意向を示し、国会にも諮らず閣議決定により9月27日に実施を決めました。しかし、戦前の「国葬令」は廃止され、天皇の場合にのみ皇室典範で「大喪の礼」が規定されるのみで、多大な国民の税金を使って国葬を行う法的根拠はありません。「聞く耳」を売り物にする岸田総理としては、今回の悲劇を政治利用して安倍氏を天皇並みに祭り上げ、「モリカケサクラ」の虚偽答弁108回を帳消しにし、自己の政治基盤を安定化するチャンスと目論んだのでしょうが、これは少々早やとちりでした。

 案の定次から次へと旧統一協会の自民党首脳部や議員への選挙を通じての協力と引き換えに同協会の名称変更の理由なき同意や教会の悪のイメージの消去にお墨付けを与えてきた経過が報道されるに至りました。選挙後の内閣改造による新内閣の布陣にも多くの協会関与者が含まれ、「国葬」反対の民意が徐々に高まり、今や数々の世論調査で反対が60~80%にも達する勢いです。

 民主主義の基本が侵されようとする現在、今後果たしてどうなるのか注視して行きたいと思います。

(ニュースレター令和4年残暑号より)

赤沢敬之

ニュースレター令和4年残暑号をお届けしました

| 2022年9月12日

こんにちは!ニュースレター担当の赤澤秀行です。

先日9月1日に弊所手作りニュースレター残暑号(第12号)をお届けいたしました。
弊所のニュースレターはこれまで当事務所とご縁のあった方々にお送りしております。うちに来てないよ、という方はどうぞご一報ください。

なお、今号から残暑号は9月発行に変更になっています。

前号に引き続き、楽しく相続・終活情報をお届けする相続・終活専門マガジン「相続アドバイザーひでさんの楽しい終活通信(略してひで通)」を同梱しました。一部から好評の(笑)漫画(ひで漫)も引き続き掲載しております。

裏面は終活DIYコーナーとして、「万一に備える!緊急連絡先カードを作ろう」を掲載。ひな形に記入してそのまま切り取とれば手軽にカードを作れます。ぜひご活用ください。

次号は来年年初に正月号をお送りする予定です。どうぞお楽しみに!

なお、「読者の広場」コーナーでは、投稿を募集しています。ニュースレターの感想やご意見ご質問どしどしお送りください。その他、俳句、川柳、似顔絵なんでもどうぞ!(*^^*)

赤澤秀行

心温まる贈り物

| 2022年5月9日

千里南公園(撮影:赤沢敬之)

 新年年明け早々、自宅に現金書留封書が届いた。心覚えもなくなにかの相談の謝礼金なのかと思い、差出人を見るとKY(KK)とある。

 KK君は高津高校の同学年でクラスは違ったが気の置けない友人だった。しかし卒業後70年間、同君は同窓会にはあまり出席したことがなく、なにかの相談で20年か30年前に事務所に見えたことだけがかすかな記憶に残っていた。

 文面を開くと、「私はKKの長女ですが、生前父より昔赤沢様より5万円を借りたことがある、とても助かった、返さなければと聞いたことがあります。当時の私はなぜ行動しないのかと思っていましたが、自分も歳を重ね、気持ちはあっても一歩を踏み出せないということを理解ができるようになりました。 先日赤沢様の年賀状でご住所が分かりましたので、突然で不躾ではございますが父の思いを継ぎお返し致したく送らせて頂きます。当時とは価値が変わっていて申し訳ありませんが、お受け取り頂ければ幸いです」とのことである。

 一読して、そんなことがあったかなと記憶を辿ったが思い出せない。そのまま受け取るのも気が引けるので、4,5日後、記載の電話番号に電話をしたところ、KK君は昨年8月に亡くなり、お母様も2年前に亡くなっていたため、近くに住むYKさんが面倒を見ておられたようだった。お母様も生前「あのときは助かった」と話されていたとのこと。

 お話を聞き、3人の方のそれぞれの思いを受け止めることにして、有難く頂戴することにした。KYさん「これでホッとしました」と言われたが、私も年始早々「心温まる贈り物」を頂いたほのぼのとした気分が今なお続いている。

(ニュースレター令和4年GW号より)

赤沢敬之

戦争と法

| 2022年5月6日

 又々、「法とは何ぞや」というよりも法の無力さについて考えさせられる事態が起きました。ロシア軍によるウクライナ侵攻のことです。

 仮に同様のことが日本国内で行われれば、殺人罪に該当し、しかも刑罰の一種として死刑制度を存続させている我が国の法制度のもとにおいては、被害者の数や行為の残虐性からして、首謀者は間違いなく死刑に処せられるであろうような行為が、白昼、公然と続けられています。

 こうした戦争犯罪を禁止する法律はないのかというと、ないわけではありません。ただし、それは、国際間のことですので、条約という形をとることになります。例えば、ロシア軍の行為で今一番問題にされているのは、非戦闘員の民間人に対する殺害や拷問などですが、こうした行為は1949年に制定されたジュネーブ条約や1977年に制定された同条約の追加議定書で禁止されています。

 さらに、戦争犯罪人を処罰する機関として、かつては、ニュルンベルグ裁判や東京裁判などのように、戦勝国によって一時的に国際軍事裁判所が設置されていましたが、2002年に発効した条約にもとづき、国連の下でそうした問題を専門に取り扱う常設の裁判所として国際刑事裁判所(ICC)が設立されました。

 これらは、これまでに何度も悲惨な戦争が繰り返された歴史の反省に立って、人類が築いた貴重な制度だと言えます。

 しかし、条約というのは、各国が承認しないと、その国には効力が及びません。ところが、問題のロシアは(さらには、アメリカや中国も)ICC設立の根拠となった条約を承認していません。したがいまして、現状では、ICCがウクライナで行われている大量殺害行為の首謀者を処罰することはできないのです。こうして見ると、法というものは、それを執行する力の裏付けがないと無力なものだということが分かります。

 しかし、無力だと嘆いているだけでは、現に甚大な被害を受けているウクライナの人々は救われません。既にICCはロシア軍の戦争犯罪を裏づける事実の調査を開始しています。そうした地道な活動によりロシア軍の戦争犯罪の事実があばかれ、それを糾弾する国際世論が高まり、ひいてはそのことがロシアを追い込んでいく、それを期待するしかありません。

 この事務所だよりが皆様のお手元に届く頃には停戦が成立し、ウクライナの戦火がおさまっていることを祈るばかりです。

(ニュースレター令和4年GW号より)

井奥圭介

pagtTop