事務所便り

初回相談2時間10,000円のナゾ

| 2014年6月3日

ホームページを立ち上げてから安心しきったのか、その後の更新がままなっていない(汗)、ホームページ担当、相続アドバイザーの行政書士赤澤です。今回は当事務所の特色の一つである、「初回相談2時間10,000円のナゾ」をお送りします。

 

弁護士の相談料については、”30分5,000円”という基準が広く知られています。これは現在は廃止されている弁護士会の旧報酬規定でそうなっていたためで、金額的にも妥当なことから、多くの法律事務所がこの旧報酬規定に準じた報酬設定を採用するところとなっています(当事務所の弁護士報酬規定もほぼ旧報酬規定に準じた規定になっています)。

ただ、初回相談の場合、いきなり相談の本題に入ることは難しく、通常はご相談者のお話をしっかりとお聞きして、信頼関係を築きながら、争点を整理し、問題点を明らかにしていく作業が必要となってきます。そのため、相談時間が2時間近くかかることもめずらしくありません。

このような初回相談の性質に鑑みて、当事務所では従来から初回相談においては1時間を超える場合であっても1時間分の相談料しかご負担していただいておりませんでした。

そこで、今回、ホームページを立ち上げるにあたって、このような当事務所の慣例を事務所報酬規定に改めて明記し、「初回相談2時間10,000円」とホームページにも載せることで、ご相談者様のお話をじっくりとお聞きできる態勢をアピールすることにしたわけです。

まあ、近頃は弁護士業界も競争が激しくなっていて、「相談料無料」をうたって集客に励んだり、中には交通費まで出す、というところまであるみたいなので^^;、2時間10,000円がアピールポイントになるかどうかは微妙ですが・・・。

ただ「安かろう悪かろう」ではお互いの利益を損ないかねませんから(実際、相談無料をうたう大手事務所の中には、あまりの初期対応の悪さに苦情が絶えないところもあるとかないとか)、やはり適正な業務に対しては適正な報酬というのが原則でしょうね。

赤澤秀行

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