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「振り込め詐欺」にご用心!

| 2016年4月4日

 去る3月29日のことである。仕事を終え夜の10時ごろ帰宅したところ、妻から「秀行がインフルエンザに罹ったのか高熱を発し、明日病院に行くとの電話があった」という話を聞いた。秀行というのは同じ事務所で行政書士の仕事をしている長男のことだが、緊急の連絡先として病院に実家の電話番号を教えておくとも話していたとのことだった。

 当日私は、朝から宝塚の関係先の会社に出かけ、事務所に戻ったのが午後6時前。秀行の予定表には4時前に外出してどこかの会議に出ていると記載されており、1日顔を合わせなかったので、夕刻以降に発熱したのかなと思い、夜も遅いので様子を見ることにしてその日は連絡をせず終わった。

 翌30日の午前11時過ぎ、出勤しようとしていた頃、妻が「秀行から」といって受話器を渡すので、電話に出て「病院の診察はどうだったか」と聞くと、「インフルエンザではなかった。熱の原因は声帯に病原菌が入り抗生物質の薬をもらった。1週間飲んで効果がなければ手術しなければならないと言われている」とガラガラ声で話す。確かにその声は秀行と言われればそのようにも聞こえる。「今はどこから電話しているのか」と聞くと、「大問題が起きて急遽飛行機で東京に来ている」との話である。「熱を出して東京とは一体どういうことか」「病院はどこなのか」と尋ねると「東京・・」と言ったまま電話が切れてしまった。

 これはおかしいと思い、「LINE」のメールで秀行に「電話が切れて状況がよく分からん。熱を出して東京とはどういうことか」と簡単な顛末を送る。すると、案の定、「おー来ましたか、オレオレ詐欺!なるほどそういう手を使うわけですな」と早速の返信。妻は「声は変わっていたが確かにヒデの声だった」と言っていたと伝えると、「詐欺電話にひっかからないようお母さんにもご注意あれ」ということで、一連の「騒動」は終わった。

 「振り込め詐欺」が新聞を賑わせて久しいが、犯人の手口も益々巧妙を極め高齢の被害者はなお後を絶たないようである。昨27年度の警察庁の統計によれば、認知件数は全国で1万3828件(前年より約90件増)、被害総額476億円(前年より89億円減)という。「振り込め詐欺」には、①成りすまし(オレオレ)詐欺」、②架空請求、③融資保証金詐欺、④還付金詐欺の4類型があるとされ、①がやはり多いようである。

 今回の犯行は、用意周到に前夜に「高熱」「声変わり」の伏線を張り、翌日に「東京に急遽出張」という「緊急事態」を演出し、おそらくは「手術費用」「大問題の解決金」を振り込ませることを狙ったものと思われる。私も前夜の「高熱・インフルエンザの疑い」の電話のことは妻からの伝聞だったので、翌朝も事実として信じており、2度目の電話のあとしばらくは、それが一連のシナリオだったとは気づかず、ただ不審な電話だと思っていただけであった。
奇妙かつ貴重な体験をしたが、くれぐれも不審な電話には万全の警戒を怠らないよう願いたいものである。(平成28年4月1日)

赤沢敬之

さよならウォーターサーバー、こんにちは電気ポット

| 2015年12月14日

当事務所ではちょうど1年ほど前から温水/冷水用にウォーターサーバーを利用しておりました。

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お試し無料で1ヶ月ほど試用して、そのまま使い続けてきたパターンです。

 

ウォーターサーバーって、いつでも温水/冷水が飲めるということで、それなりに便利なんですけど、不便な点もあります。

一番不便な点は、温水の温度が低いこと(うちで入れていた機種だけの問題かもしれませんが)。

コーヒー、お茶程度ならいいんですが、カップラーメンを作るには温度が足りない。

なので、その場合は別に電気ケトルを使ってお湯を沸騰させていました。

これがなんとも無駄な手間なんですね。

 

あと、不便というか「もったいない」点として4点。

 

まず、冷水ってほぼ使いません。

今年ひと夏ウォーターサーバーで過ごしましたが、事務所内で冷水を使うことってほとんどないのです。

冷たいお茶は市販のペットボトルで用意してますし、冷たいコーヒーもしかり。

氷を作るぐらいでしょうか(それでもどうしても必要ではありません)。

 

それから、電気代。

温水/冷水を一定温度に保つために24時間365日通電してるわけですから、それなりの電気代がかかっています(実際正確に計測したわけではないですが、電気ポットのように使う時だけ通電しているのと比べると電気代が増えるのは確実です)。

 

そして、水代。

当事務所が利用しているところでは、11.35リットルボトルが1400~1200円ですから、1リットル換算で100円以上はする計算です。

市販のミネラルウォーターだと、安いもので1リットル40円切ってます(配送料考慮しても50円ちょっと)。

 

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↑こちら12本(24リットル)で現在価格924円。

 

最後に、場所。

ウォーターサーバーってやっぱり大きい。かなりの場所を取ります。大きな会社で広いフロアがあるようなところなら別ですが、個人事務所であの大きさは「もったいない」。

 

と、いうわけでウォーターサーバーは(当事務所にとっては)あまりメリットがなかった、ということでちょうど1年でレンタル解除となりました(本日回収されていきました)。

 

となると、今度は電気ポットが復活するわけですが、実は古いポットはずいぶん昔に購入したもので、1年以上使っていなかったこともあって、中がかなり傷んでいます。そこで、電気ポットを新調することになったわけですが、調べると、今は色んな種類があるんですね。

安いものは5000円ぐらいから。昔ながらの単純な機構で、軽くて故障が少なそうです。しかし、電気代はそれなりに食います。

高いものは2万円ぐらいするVEと呼ばれる機構(要は魔法瓶ですね)が付いている高機能タイプ。節電機能もバッチリです。しかし重さは多少あります。

で、うちはどうしようかと考えたところ、電気ポットはメンテナンスをきっちりすればかなり長期間使えるもの(10年ぐらいはあたりまえ)なので、初期費用はあまり重視しないことに。

色も考慮して、候補こんな感じ。

 

象印 VE電気まほうびん CV-VT40-NL
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象印のVEタイプ、「優湯生」シリーズ。再沸騰時間が短い高ワットタイプです。

 

象印 電動ポット 5.0L グレー CD-PB50-HA
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こちらも象印。VEタイプでないけど5リットルの容量があります。

 

前者の特徴は何と言っても高速沸騰が可能な点。1300Wのハイパワーです。後者は5リットルの大容量があるので一日湯替えしなくてよさそうなのがメリット。両者の差額は現時点では3000円ほどです(優湯生が高い)。

 

で、総合考慮の結果、長期間使うことを前提に、価格コムやAmazonなどの評価も参考に、VEタイプで節電が期待できそうな優湯生 CV-VT40-NLをセレクトしました。

POINTは、
・1300ワットのハイパワーで再沸騰が早い
・4リットルの大容量なので継ぎ足しの回数を減らせる
・魔法瓶タイプで電気代が節約でき、長年使うほどお得
・最上位機種でありつつ型落ちなのでほぼ底値で安い

実は優湯生シリーズは新型が出ており、本機は既に型落ちになっているのです。ところが、新型にはハイパワーかつ4リットルタイプというものがラインナップされておらず、本機の直接の後継機というのが見当たりません。なので今回は型落ち上等!ということで滑り込みでの注文となりました。(^^)

 

電気ポットって、どれもそんなに変わらない印象があったんですが、実はいろいろと進化してるようですね。新しいポットの使い心地が楽しみです。

事務局

外壁改修工事が始まりました

| 2015年11月24日

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当事務所の入っているビルはけっこう古く、外壁にクラックや雨漏りが出るおそれがあるということで、この連休で足場を組んで、本日より外壁の改修工事が始まりました。

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ついでに事務所の窓の開きが悪かったので、すべての窓のメンテナンスをしてもらいました。
おかげで、以前は固くてなかなか開かなかった窓が、スムーズに開くようになりました。(^^)

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12月下旬ごろまで工事が続く予定です。それまでビルの周りに足場とシートが掛けられて薄暗い感じになってしまいますが、しばらくは我慢です。

ご来所いただくご相談者様にも工事中はご迷惑をお掛けすると思いますが、何卒ご理解とご協力を賜りますようよろしくお願い致します。

事務局

事務局のメンバーが一新します

| 2015年8月31日

長きに渡って勤務していただいておりました当事務所の事務職員のお二人が、8月末をもって円満退職されることになりました。定年を間近に控えて、ちょうどよいタイミングでの卒業となります。長年にわたって事務所に貢献していただき、感謝の気持ちでいっぱいです。

入れ替わりで、9月から新しく男性1名、女性1名が事務局で勤務いたします。不慣れな点もあるかと思いますが、新事務局をどうぞよろしくお願いいたします。

 

赤澤秀行

北区で遺言・相続の講演会が催されました

| 2015年2月25日

先日2月21日の土曜日、扇町にある北区民センターの大ホール(700人収容)で開催される北区団体の講演会に招かれ、井奥弁護士と私(赤澤秀)が講師として参加してまいりました。

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タイトルは「知っておきたい相続と遺言の法律」。井奥弁護士がメイン講師、私は進行とクイズ出題者という役割。

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まず相続や遺言、相続税に関する知識をクイズを交えて楽しく学んで頂き、その後で皆さんに実際に遺言を書いていただきました。

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 知り合いの団体事務局の方からお話を頂いたのが昨年末あたり。それから私がほぼ全面的に企画を担当することなり、急ピッチで講演内容や時間割、クイズ、進行のシナリオなどを構想、なかなか企画が正式に決まるまでが大変でしたが、この間とても楽しく仕事させていただきました。

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当初は普通の講義だけでは面白くない、ということで、事務局の女性(この方も実は行政書士)とコンビで史上初の「法律漫才※」をやろか!と盛り上がってたのですが、いろいろあって企画は消滅(いえ、いつかはやりたいという願望はあるので、どこかで実現できればと思っています^^;)、その代わりに私が「歌(千の風になって)」を歌うというコーナーを(強引に?)入れさせてもらいました(笑)。
※法律漫談や法律落語はありますが、法律漫才はまだだれもやってないと思いますが・・・すでにあるのかな?

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相続セミナーで歌をうたう講師はなかなかいないと思いますが(笑)、「千の風になって」という歌は遺言歌といわれるように、残していく家族に対する想いを伝える歌であるわけで、そこは遺言と一脈相通ずるところがあります。ですので、相続セミナーで千の風を歌うこともあながち無謀な試みではなかったはず、と自己納得している次第です(笑)。歌を聞かされたほうには災難だったかもしれませんが・・・

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 さて、歌ありクイズありワークショップありと、2時間では入りきらない企画で開催させていただいた講演会でしたが、なんとか無事時間内(ややオーバー)で終えることができました。あと30分余裕があればもっとゆったりと歌が歌えた皆さんに勉強していただけたかと思うと申し訳なかったのですが、今後の課題とさせていただきたく存じます。

 参加者の皆様からも「とても勉強になりました」「今日のお話を聞き安心しました」等、ご好評をいただき、大変感謝しております。今後もこのような機会がありましたらぜひご参加いただければと思います。また、当事務所主催のセミナーも定期的に開催していく予定ですので、どうぞよろしくお願いします。歌う相続アドバイザーがお待ちしております(笑)。

 

赤澤秀行

嬉しい年賀状

| 2015年1月6日

新年おめでとうございます。本年もどうかよろしくお願い申し上げます。

例年にない厳しい寒さと降雪の中で迎えた正月休みを終え、今日からいよいよ仕事始めです。老いてなお益々の意気込みで仕事と趣味の囲碁に励みたいと願っています。

今年も年頭には多くの方々から心暖まる年賀のご挨拶をいただきました。たとえ1年に1回の交信であっても、あゝあの人は今も元気に過ごしておられると面影を想い浮かべることができるのが年賀状の大きな役割ではないでしょうか。

この正月に届いた年賀状の中に、とくに嬉しい便りがありました。今から18年ほど前に相談を受けたある女性からのものです。当時別居中の夫が大阪から上京して、女性の実家に無断で侵入し、小学入学前の長男を不法に拉致したことから子の奪い合いとなり、その後離婚訴訟に勝訴したあと和解により解決したのですが、その頃事務所によく同行していた4歳の可愛いらしい「長女が昨年大学を卒業し中学校の英語の先生になりました。本当に安心しました。全て赤沢先生のおかげです。あの時私達を支えて下さりありがとうございました」との添え書きがあったのです。

女性とはその後も賀状の交換はしていたのですが、女手ひとつで苦労して育てたあの女の子が今や中学校の教壇に立つとはと尽きぬ感慨を催したものでした。そして、これほどの感謝の思いを伝えていただいたことに、新しい年の門出にふさわしい贈り物であり、これこそ弁護士冥利に尽きるものと感動した次第でした。

赤沢敬之

エンディングノートの無料ダウンロード始めました

| 2014年11月10日

IMG_2168✔ このたび、当事務所オリジナルエンディングノートの無料ダウンロートを始めました。ここからダウンロードできます。

✔ このエンディングノートは、先日のエンディングノートセミナーに併せて開発、作成してきたもので、市販品や無料のものも含めて20種類以上のエンディングノートを研究して完成したものです。

✔ 無料ダウンロードできるエンディングノートは、セミナーでお配りしたもののうちの「エンディングノートパート」になります。


 

セミナーでお配りした当事務所オリジナルエンディングノートの特徴は、既存のエンディングノートの「自由に差し替えできない」「ページを増やせない、減らせない」「既存の資料を利用できない」などの不満点を解消すべく、豊富な種類のリフィル付きのバインダー形式とした点にあります。

このバインダー式エンディングノートには(1)エンディングノートのパートと、(2)クリアファイルなどのリフィルのパートがあり、クリアファイルは1ポケット、2ポケット、4ポケット、8ポケットの豊富な種類を用意、さらに写真アルバム用のリフィルも付けています。

これによって、「自由に差し替えが可能」「いくらでもページを増やせる、減らせる」「既存の資料はそのままファイルすることで、いちいちノートに書く手間を省ける」ことが可能になっています。

例えば、パソコンで住所録を作ってる人は、それをプリントアウトしたものをクリアファイルに収納しておくことで、エンディングノートの住所録を埋める必要がなくなります。

また、家中に散らばった各種契約書や、証書、財産の資料などの重要書類をクリアファイルに整理しておくことで、いざというときにすぐに持ち出せる防災グッズにも変身します。もちろん、相続のときには、相続財産を確認する強力な資料となり、相続人の手間を一気に解消します。

今回、このバインダー式エンディングノートの(1)エンディングノートパートの部分をPDFにして無料でダウンロードできるようにいたしました。ぜひダウンロードしていただき、市販のリフィルとともにA4バインダーに綴じてご活用いただければと思います。

ちなみに、このエンディングノート本文の最初の2ページは、『救急医療情報』として使えるようになっています。まずこの2ページに記入していただき、コピーして、いつも携帯しているバッグなどに入れておけば、もしものときにあなたの命を救う情報になるかもしれません。

このエンディングノートは最終形ではなく、今後いろんな方の意見を取り入れてどんどんアップデートしていく予定です。ダウンロードされる方は、よろしければご意見・ご要望などをフォームから送信していただければ幸いです。また、メールアドレスをご記入いただければ、今後の更新情報や、セミナー・教室などの事務所からのお知らせをお送りいたします。

なお、(1)エンディングノートパートに(2)リフィルパートを含めた当事務所のバインダー式エンディングノート一式については、今後、事務所開催のセミナーや、年明けから大阪市内の教室ではじまるエンディングノート・ワークショップでお配りする予定です。

エンディングノート・ワークショップは毎週少人数で、このバインダー式エンディングノートを用いて、使い方や各項目の内容を解説を聞きつつ、お茶を飲みながら、まったりとエンディングノートを書いていき、一ヶ月で完成させる講座です。最終日には完成記念に遺影にも使えるポートレートの撮影会も開催します。ご興味のある方はぜひご参加ください。
※ワークショップに関する情報は、詳細が決まり次第、ホームページ及びお知らせメールでアップいたします。

赤澤秀行

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